十条にお住まいの清水さまからご提供いただいたお父さまが撮影されたという「成長日記」(昭和44年撮影)には、ご家族の長女、長男の方の幼い頃の微笑ましいシーンは勿論、ご長男のお宮参りに映る当時の王子神社の姿や、その後に続く車窓からの明治通り、はたまた十条銀座商店街の当時の風景(現在のような大きなアーケードは存在していません。)等、まさに某国営放送の「●○アーカイブ…十條編」を見ているかのようでした。

他にも、十条銀座商店街事務局さまのご提供によるJR十條駅前で昭和42年から10年間続いていた「阿波踊り」(昭和44年撮影)、荻野さまご提供の「6月の札幌」(昭和36年撮影)、清水さまご提供の'72年の「大阪万博」(昭和47年撮影)、柳下さまご提供の「根尾谷のキャンプ」(昭和49年撮影)や「スキー」(昭和52年撮影)等、当時の風俗や風景を記録する貴重な映像から、現在のヴィデオのように、ご家族の微笑ましい姿を記録したものなど、とても楽しい作品が続きました。

また、今年6月の「ディ・イズ・ボサノヴァ」上映会で華麗な演奏を披露してくれた坂ノ下典正さん、加藤秀さんのギター・ベースデュオも駆けつけて下さり、ご提供者のご希望に応じ、サイレントの8ミリ上映に即興で演奏をつけていただき、とても贅沢な8ミリ鑑賞会になりました。
おかげ様で無事に終了した上映会ですが、約30年前に撮影されたフィルムは痛みの激しいものも多く、それらを慎重に検査したり、クリーンニングを施したり、また、今はとても珍しいものになってしまった8ミリの映写機材の調達等々、想像以上に事前の準備に苦労しました。こちらについては、当日の上映も含め、技術スタッフとして、現在、現場でも活躍する上映技師の神田麻美さんに、全面的にご協力いただきました。
企画:NPO法人ホームムービーセンター
協力:NPO法人映画保存協会
プレゼンでは、それぞれのソファーカバーの脱着法や使用生地の選択に加え、これまで以上に、それぞれのカバーでお客様を迎えるにあたってのサービス上の工夫等を意識した案になっていたことがとても印象的でした。中には、指定された見学会だけでなく、自発的にカフェに入店し、お客さんとしての視点から、改めて自身の案を検討してくれた学生さんや、カバーデザインだけでなく、それを取り巻くカフェ全体の環境等についても総合的に提案してくれた学生さんもいました。
大賞は、東京家政大学造形表現学科2年生の佐々木少子さんと同じく2年生の金子真弓さんによる "Artistic Sofe" です。発表されたお二人のデザインのコンセプトは、当店を開業するにあたり店主たちが掲げていた想いにほぼ一致しており、それだけではなく、そのコンセプトから忠実に本質を引き出し、具体的なデザインの表現にまでまとめていること。また、簡単な操作で、飲食時のソファーカバーが映画鑑賞時のソファーカバーとしてイメージを一新させるようなアイディアも特徴的でした。加えて、お二人の制作計画には、完成時の形、色、注意点等が明確にイメージされており、迷いのない周到な計画になっていることも、是非、このお二人と協力しながら、新たなカバーデザインの完成を見てみたいと強く思わせてくれました。


