2008年06月26日

「海をみる」ワンドリンク上映会

7月は、「まぼろし」の上映に加え、7/10(木)〜13(日)の4日間のみ、同オゾン監督の傑作中編「海をみる」も上映します。
Regarde la mer/1997年/フランス/35ミリ/カラー/52分/97年ロカルノ国際映画祭オープニング作品/監督:フランソワ・オゾン
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●夫が出張で留守なため、海辺の一軒家に赤ん坊と二人きりの若い妻サーシャ。庭にテントを張らせて欲しいと、同じ年頃の女性バックパッカーに頼まれたことから、この奇妙な訪問者との不穏な遭遇が始まります。
開放的な空と海を舞台に、少ない登場人物による静謐でリアルな映像と、オゾン流のあからさまな表現が独特の緊張感を高めます。
posted by Cinoche at 13:17 | Cinema

2008年06月25日

「まぼろし」と LANDES(ランド)地方のスペシャリテ

7月の上映会(7/2〜7/7)は、「まぼろし」をお届けします。
SOUS LE SABLE/2001年/フランス/35ミリ/カラー/95分 
脚本・監督:フランソワ・オゾン 主演:シャーロット・ランプリング ブリュノ・クレメール他
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●25年連れ添ってきたジャンとマリーは、今年もヴァカンスヘ出かけます。地元の人だけが知る静かな海岸で、マリーはペーパーバックを片手に日光浴を、傍らのジャンは、ひと泳ぎしにまぶしく光る海に向かいます。ひと眠りしたマリーはジャンを呼びますが返事がありません。もしやと思ったマリーは、救助隊による本格的な捜索も要請しますが、ジャンは見つかりません。事故? 失踪? 自殺? 幸福な日常を突然の波にさらわれ、真相の分からないまま喪失の傷を負ったマリーは、その後も、まるで彼と暮らしているかのように振る舞い周囲を驚かせます。お互いの信頼関係や、自分の存在理由すらも大きく揺さぶられ、肉体と精神を引き裂かれる女性を、シャーロット・ランプリングが全身で演じます。
「8人の女たち」で、フランスの名だたる女優たちを演出し、今や、常に活躍が期待されるフランソワ・オゾン監督の出世作を、是非、スクリーンでご堪能下さい。
◎cinecafe sotoでは、いつものように、映画にちなんだお料理をご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。
posted by Cinoche at 15:57 | Cinema

2008年05月16日

「ディス・イズ・ボサノヴァ」とフェイジョアーダ

6月の上映会(6/4〜6/9)は、「ディス・イズ・ボサノヴァ」をお届けします。
COISA MAIS LINDA:HISTORIAS E CASOS DA BOSSA NOVA/2005年/ブラジル/35ミリ/カラー/129分 
脚本・監督:パウロ・チアゴ 主演:カルロス・リラ ホベルト・メネスカルジョアン・ジルベルト アントニオ・カルロス・ジョビン フランク・シナトラ他
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●「リオ」の歌詞で街の美しさを讃えたボスコリ、舟のクランク音から「小舟」を作ったメネスカル。仏語の授業中に「マリア・ニンゲン」を書き上げたリラと、それを仲間内の合図代わりに口笛で吹いていたジルベルト。そして、海に向かう彼らの傍らにはナラ・レオン。映画は、ボサノヴァ誕生のまっただ中にいた永遠の青年、カルロス・リラとホベルト・メネスカルを水先案内人に、ボサノヴァの名演も交えながら、ゆかりのアーチスト達や思い出の地を紹介し、その歴史を紐解いていきます。リオやイパネマ、そして、コパカバーナの美しさに育まれた「ボサノヴァ」を、音楽と映像でご堪能下さい。
◎cinecafe sotoでは、いつものように、映画にちなんだお料理をご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。
posted by Cinoche at 19:16 | Cinema

2008年05月01日

「サッド ヴァケイション」と北九州の母の味

5月の上映会(5/7〜5/12)は、「サッドヴァケイション」をお届けします。
「サッドヴァケイション」2007年/日本/35ミリ/カラー/136分 
原作・脚本・監督:青山真治 主演:浅野忠信 石田えり 宮崎あおい 板谷由夏 中村嘉葎雄 オダギリジョー 光石研 他
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公式ホームページ
●幼少期に母に捨てられ、父にも自殺された健次は、成人し、密航の斡旋を生業としていた。中国人の追っ手を逃れ、運転代行業に職を替えた健次は、ある日、運送会社を経営する間宮を送った先で、その妻に収まっていた自分の母、千代子と再会する。間宮の運送会社は、事件に巻き込まれ傷ついた少女、借金取りに追われる若者、免許を剥奪された元医師ら、脛に傷を負った流れ者に住処と職を与える共同体であった。母への復讐を目的に、ここでの共同生活を始めた健次であったが、彼の意志以上に強靱でしたたかな母の磁力に翻弄され、あるいは、この共同体を経営する義父の寛容な父性の傍らで戸惑い、その意志を全うできず、いたずらに非行を続ける異父兄弟の弟、有介をあっけなく殺めてしまう。
健次の性格を表すかのような冒頭の挑発的映像や、潔く省かれた過去の説明により、一見、難解な物語のようにも思われがちですが、共同生活をする兄弟のような社員達のつながり、よそ者となっていた元家族の健次を受け入れていく過程、さらには、健次が新しく作る家族など、全ては、この物語が"家族の姿"を描いていることを証しています。中でも、常に未来を見据え、変わりゆく家族の形をおおらかに受け入れ包み込んでしまう母、千代子の存在は逞しく、そして、しなやかな美を湛えています。大胆でヴァラエティに富んだ選曲による印象的なサウンドトラックと、北九州の風景にこだわって切り取られた美しい映像が相まって、あまりに映画的な作品に仕上げられたこの物語を、是非、スクリーンで体験して下さい。
◎cinecafe sotoでは、いつものように、映画にちなんだお料理をご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。
posted by Cinoche at 23:31 | Cinema

2008年04月20日

「チェコ人形アニメ傑作選」ワンドリンク上映会

5/1(木)〜 5/5(月・祝)、チェコの人形アニメ4本の上映会を行います。
チェコの人形アニメの黄金時代を築いた2人の作家、ティールロヴァーとトルンカ。彼らの作品には、人形劇大国チェコの技術や伝統はもちろん、作家独自のユーモアと創造性が遺憾なく発揮されており、世界をリードして来た一時代の人形アニメの姿が見えます。
理屈抜きに楽しい作品から、シナリオもアニメの表現も素晴しい珠玉の作品まで4本を厳選しました。この機会に、是非、フィルムでご堪能下さい。
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posted by Cinoche at 22:53 | Cinema

2008年03月24日

「マッチ工場の少女」と最後の晩餐

4月の上映会(4/2〜4/7)は、「マッチ工場の少女」をお届けします。
THE MATCH FACTORY GIRL/1990年/フィンランド/35ミリ/カラー/70分 監督:アキ・カウリスマキ 主演:カティ・オウティネン エリナ・サロエスコ・ニッカリ ヴェサ・ヴィエリッコ他
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●冒頭、古びたマッチ工場の製造ラインが延々映ります。その工場で淡々と仕事をこなす少女イリスは、市電に乗って、食材を買って、家に帰るだけ。アパートには、イリスの稼ぎに頼る母と義父。ある晩、イリスはディスコに出かけます。次々と誘われる女性達をよそに、彼女は最後まで声をかけられず、足下には空瓶の山。給料日の帰り道、彼女は派手なドレスを衝動買いします。給料袋を待ち構えていた義父には「売春婦」と罵られたイリスでしたが、今度は、そのドレスを着てディスコへ。ドレスのおかげか否か、今度は男に誘われ、彼の家で一夜を過ごします。ルーティンの仕事をこなす彼女にも微かな笑みが…。やっと掴んだ幸福もつかの間、勝手に真実の愛を信じていたのは彼女だけ。その後は、めくるめく不幸に見舞われていきます。しかし、ある日、ついにイリスは、はっとするほどしたたかな反撃を試みます。
結果だけを淡々と描く作風は、イリスの犯行を、決して悪びれることなく、むしろすっきりとすがすがしくその至福の時を謳い上げて、独特のユーモアさえ感じさせます。俳優たちの台詞は極端に少なく、そして無表情、映しだされるものも最小限。そんな中、主人公の心中を代弁するかのような劇中の安っぽいロック歌謡の歌詞は、もう笑うしかない悲惨な状況を、ひときわ哀愁を込めて語ります。本作は、その短さもあって、まるで独特の語り口によってお話しを語る絵本やマンガのようでもあります。監督自ら、"負け犬三部作"と称する初期の3作品の中から、カウリスマキを一躍有名にした「マッチ工場の少女」を、是非、フィルムでご堪能下さい。
◎cinecafe sotoでは、いつものように、映画にちなんだお料理をご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。
posted by Cinoche at 16:48 | Cinema

2008年02月29日

「ぼくの伯父さん」と"モダン"なごちそう

3月の上映会(3/5〜3/10)は、ジャック・タチの「ぼくの伯父さん」をお届けします。
MON ONCLE/1958年/フランス/35ミリ/カラー/116分
監督:ジャック・タチ 主演:ジャック・タチ アラン・べクール ジャン=ピエール・ゾラ他
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●監督自身が演じるユロ氏は、紳士的で清潔感のある小市民の優等生。ところが、周りの人々や社会の変化に比べると、どこか遅れているように見受けられ、いつも貧乏くじを引かされてしまいます。一方、義兄は、まさしく時代の成功者。プラスチック製品のメーカーを経営し、時代が夢見た超モダンスタイルのアルベル邸に住み、息子にも何不自由のない生活を与えていると自負していますが、客人の訪問毎に噴水のスイッチを入れたり、愛犬ダキの仕業で自動扉のガレージに閉じ込められたり。本来の機能性を完璧にコントロールできないのと同様、息子のジェラールも、この豊かな家庭よりも飄々と生きるユロ伯父さんになついたままです。
タチの映画の登場人物やオブジェは、それぞれの性格を表すよう、微に入り細にわたって、その立ち振る舞いすらも徹底的に計算されています。また、生活の中の音をデフォルメし、おもしろ可笑しく聞かせる音響の手法も、ユーモアを表現する極めて独創的なスタイルです。このように、説教や批判的なブラックユーモアに頼らず、紳士的でスマートな手法により時代を風刺してみせるタチ独自の様式は、彼が舞台でパントマイムを演じていた頃からの膨大な人間観察のスタディと、それを可笑しく表現できる職人技の結晶です。
ユロ氏を中心としたのんびりと親しみ溢れる下町の風情と、革新的な実験精神に溢れる表現が同居する、愛のあるユーモアが溢れるジャック・タチの代表作を、是非、スクリーンでご堪能下さい。
1958年度米アカデミー賞最優秀賞外国語映画賞、1958年度カンヌ国際映画祭特別賞、1958年度フランス批評家協会メリエス賞
◎この映画に合わせ、cinecafe sotoでは、いつものように映画にちなんだお料理をご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。
posted by Cinoche at 01:29 | Cinema

2008年01月26日

「都会のアリス」と心の糧

2月の上映会(2/6〜2/11)は、ヴィム・ヴェンダースの「都会のアリス」をお届けします。
ALICE IN DEN STADTEN/1974年/ドイツ/35ミリ/モノクローム/112分
監督:ヴィム・ヴェンダース 主演:リュディガー・フォーグラー イエラ・ロットレンダー他
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●フィリップは、アメリカの現状をルポする仕事で滞在していたドイツ人ジャーナリスト。約束の原稿も形にできず、なけなしの小遣いでドイツへ戻るところ。一方アリスは、男に振り回される母親に連れられアメリカに来たものの、その破局と同時に故郷のドイツへ戻るところ。2人は偶然、ニューヨークの空港で出会います。結局、母親は失踪。渡航先で母と落ち合う約束を胸に、アリスは、出会ったばかりのフィリップとアムステルダム行の飛行機に乗り込みます。フィリップにとって、感情の起伏の激しい9歳の女の子の道連れは、まさに厄介なお荷物ですが、目的を失い、執筆はおろか、まともなコミュニケーションすら忘れてしまった" 敗者 "フィリップにも、客観的で、時に辛辣な言葉も浴びせる旅仲間アリスの姿は、人の道を諭す天使のようにも映ります。
有名な俳優も、ドラマチックな展開もありませんが、偶然の出会いや別れ、些細なすれ違い、あるいは同行者への思いやりが、かけがえの無い大きな愛情に変わっていくような時間は、誰もが経験したことのある人生の大切な瞬間を垣間見るようです。
海を渡る旅客機、鉄の塊のようなモノレール、機械的な観光案内の響く遊覧船、薄っぺらのルノー、カーフェリー、大陸特急等々、様々な交通手段とともに、カメラは都市と郊外を移動します。そこに映し出される風景は、心の旅となり、そして" 映画の旅 "を紡ぎ出します。
『パリ、テキサス』<1984年カンヌ国際映画祭パルムドール>、『ベルリン・天使の詩』<1987年同監督賞>で有名なヴェンダースの " ROAD MOVIE " の原点を、是非フィルムでご堪能下さい。
◎この映画に合わせ、cinecafe sotoでは、いつものように映画にちなんだお料理をご用意しています。映画に浸った旅人のみなさんへ、" 心の糧 "となるようなお食事でお待ちしています。
posted by Cinoche at 23:04 | Cinema

2007年12月24日

「ロバと王女」と愛のデザート

2008年1月の上映会(1/9〜1/14)は、ジャック・ドゥミのミュージカル「ロバと王女」をお届けします。
PEAU D'ANE/1970年/04年デジタルリマスター/フランス/35ミリ/カラー/100分 監督:ジャック・ドゥミ 主演:カトリーヌ・ドヌーブ ジャン・マレー ジャック・ペラン他
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●フレンチ・ミュージカルの名匠ジャック・ドゥミのミュージカル3部作を飾る「ロバと王女」。もちろん音楽は、「シェルブールの雨傘」、「ロシュフォールの恋人達」でもおなじみのミシェル・ルグラン。'71年に製作され、日本では、最近までDVD化もされていませんでしたが、ドゥミ夫人で同じく映画監督のアニエス・ヴァルダ達家族の手により、'04年にデジタルリマスター版が完成しました。
王女役には、20代のカトリーヌ・ドヌーブ、王役はJ・コクトーの映画でも有名なジャン・マレー、そして、最近は俳優業の他に、「WATARIDORI」、「コーラス」の製作も手がけるジャック・ペランが隣国の王子役で出演しています。
ストーリーは、「シンデレラ」や「眠れる森の美女」でも有名なシャルル・ペローのおとぎ話の映画化ですが、ドゥミ流のユーモラスで大胆な時代解釈により、'30年代の衣装と'70年代のインテリアが同居したり、デルフィーヌ・セイリグ(『去年マリエンバードで』)演じる妖精のいたずらにより現代の文明の利器もさらりと登場したり。ルグランの音楽で歌い出すミュージカル映画としての素晴しさはもちろん、映画創世記のトリックを思わせるシーン等々、映画へのオマージュや創造力豊かな仕掛けは、大人も楽しめるとっておきのファンタジーに仕上がっています。本国フランスでは、この映画がかかると、ファン達が押し掛け、歌のシーンで大合唱するような'70年代のカルト的映画としての側面もあるようです。
◎この映画に合わせ、cinecafe sotoでは、下女となって隣国に身を隠しながら、ドヌーブが王子に作る”愛のデザート”を創作します。お食事をしながら、甘く、そして楽しい、この映画の世界に浸って下さい。
posted by Cinoche at 15:32 | Cinema

2007年11月30日

「アクメッド王子の冒険」とWAK WAK島の料理

12月の上映会(12/5〜12/10)は、世界初の長編アニメと言われる、ロッテ・ライニガーの「アクメッド王子の冒険」他、5本の短編作品をお届けします。
ABENTEUER DES PRINZEN ACMED/1926年/ドイツ/35ミリ/カラー/65分 監督・影絵アニメーション:ロッテ・ライニガー
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●「アクメッド王子の冒険」は、1929年、オリジナルが日本でも公開され、若い映画ファンやアーチスト達に強い影響を与えたとの記述もあります。
今回上映の完全修復サウンド版は、99年にドイツ・フィルムミュージアムによって修復されたもので、オリジナルの楽譜を元にフルオーケストラによる音楽トラックも加えられています。
「影絵」というと、インドネシアのワヤン・クリのような影絵劇を思い浮かベる方も多いことでしょう。ライニガーの作品は、レース編みのように繊細で、緻密に切り抜かれた姫の衣装や宮殿の細部は勿論、各キャラクターの指先まで、うっとりするような独特の美しい動きによって描かれています。また、奥行き、スケール感を与える様々な技法、水面の波影の表現など、目を見張るほど美しい場面も多く、それぞれの技法が相まってストーリーを盛り上げます。オーケストラの音楽も、より一層、冒険活劇の迫力を引き立ててくれます。
お話は、悪い魔法使いの作った空飛ぶ馬に乗せられ、遙か異国へと飛ばされてしまったアクメッド王子が繰り広げる摩訶不思議な冒険と恋のファンタジー。王子の世界を股にかけた冒険が、まるで夢の中のような影絵によって語られます。
異国文化への憧憬や、女性ならではのユーモア、そして、睦み合う恋人達の歓びなどが、実に活き活きと描かれているのもライニガー作品の特徴です。美しいシルエットによる幻想的でロマンティックな「愛の讃歌」を是非ご堪能下さい。
併映の短編には、「カルメン」(1933)、「ガラテア」(1935)、「パパゲーノ」(1935)、そして戦後イギリスで手がけた「眠れる森の美女」「長靴をはいた猫」(共に1954)の計5作品を上映します。(全て無字幕)「パパゲーノ」を始め、これら短編では、彼女のキャラクターたちが軽快なリズムに合わせて跳び回ります。繰り広げられるお話の楽しさと、メロディーの展開をコマ単位で厳密に計った上で人形の動きを合わせる、ライニガーの職人技をお楽しみ下さい。
◎「アクメッド王子の冒険」の映画に合わせ、cinecafe sotoでは、アクメッド王子が中国への冒険の前に立ち寄るWAK WAK島のお料理を創作します。(島の詳細は、映画を観てお確かめ下さい。)お食事をしながら、今一度、魅惑的な影絵の世界に想いを巡らせて下さい。
posted by Cinoche at 10:00 | Cinema

2007年10月18日

「永遠のハバナ」とキューバ料理

11月の上映会(11/1〜11/5)は、「永遠のハバナ」をお届けします。
SUITE HABANA/2003年/キューバ=スペイン/35ミリ/カラー/84分 
監督:フェルナンド・ペレス
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…今の世の中で、人類のあいだの柵や壁や障害を消すことができるのは、芸術と文化だけでしょう。ハバナの日常生活を描いたこの作品もまた、日本の観客の皆さんが自分自身を確認することができるような鏡になれるのでは、と期待しています。…(パンフレットより抜粋)
こちらから、予告編もご覧になれます。

●この作品は、フィクションの手法で撮影されたドキュメンタリーで、台詞やインタビュー、ナレーションが一切ありません。フェルナンド・ペレス監督は、「映像、街の音と音楽だけで紡がれる「永遠のハバナ」は、タイトルの通り(原題:ハバナ組曲)、人々と街が織りなす一遍の組曲である。派手なドラマも演出もない。ただ、観終わったあと、静かに心に響く声に耳を傾けてみてほしい。」と語っています。
これまで決して映し出されることのなかった政治家や音楽家以外の無名の12人の登場人物の24時間を追った映像からは、キューバの市井の人々の生活が見えてきます。日常の小さなことを大切にしながら淡々と生きる人たちの姿は、キューバ国内で30万人の人々を魅了したそうです。
◎この映画に合わせ、cinecafe sotoではキューバ料理のプレートを観賞後に用意しました。お食事をしながら、映画の内容やキューバについて、あれこれと想いを巡らせて下さい。

公開時からは既に2年ほど経ちますが、(有)アクションさんのご好意により、残り少ないパンフレット(1部600円 10部のみ)、サントラCD(2,000円)、DVD(3,990円)も入荷しました。是非この機会にご利用下さい。

また、11月3日(祝)の21時{(6)の回終了後}には、(有)アクション 代表 比嘉世津子さんにご来場いただき、作品のことやキューバの現状等について、みなさんとディスカッションする機会を設けました。
比嘉さんは、NHK BSのスペイン語ニュースの同時通訳を始め、スペイン語通訳が本職の方ですが、2年ほど前、キューバでこの映画に魅了され、初めて買い付け、宣伝等々、映画館で公開するまでの全てを経験された方です。ラテン系の明るさと明晰な頭脳をもち、何事にも果敢に挑戦し続ける比嘉さんは、現在3本目のラテンアメリカ映画の配給を準備中です。ご興味のある方は、比嘉さんのブログ「ラテン!ラテン!ラテン!」をご覧下さい。尚、(6)の回以外で鑑賞する方にも、比嘉さんとのディスカッションに参加できるよう整理券を発行します。鑑賞の際にお申し付け下さい。
posted by Cinoche at 16:10 | Cinema

2007年09月15日

真空管アンプ

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この写真、一体なんだと思いますか?

初めて目にするという方も多いと思いますが、これは、真空管のアンプ(音を増幅させる機器)なんです。
sotoの音響には、全て、この真空管アンプを使っています。
映画用の大きなスピーカーもこれで鳴らしていますが、とっても良い音がしますよ。
普段のBGMにも、この真空管アンプを使用していますので、是非、音の違いをご自分の耳で確かめてみてください。
posted by Cinoche at 08:01 | Cinema

2007年09月10日

映写機

sotoには、とっても大きな映写機があります。
この映写機は、“35mm”というサイズのフィルムを映写するための、
通常、映画館で使われてるものと全く同じものです。

もちろん、sotoでは、この映写機を使って上映を行います。
ぜひ動く姿を見に来て下さい。かっこいいですよ!
 

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posted by Cinoche at 09:46 | Cinema