2010年07月24日

2010年07月01日

「明日へのチケット」

7月の上映会(7.1〜5)は、「明日へのチケット」です。
TICKETS/05年/イタリア・イギリス/35ミリ/カラー/110分
監督 : エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ
出演 : カルロ・デッレ・ピアーネ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ シルヴァーナ・ドゥ・サンティス フィリッポ・トロジャーノ マーティン・コムストン ウィリアム・ルアン他
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●第1話 顧問をしているオーストリアの製薬会社の帰り、飛行機の欠航により陸路を選ばされた初老の教授が、車内で、その帰路の手筈を整えてくれた企業の美しい秘書への思いを馳せる。第2話 2等切符で1等の予約席を陣取る太った中年女性は、彼女の世話をする連れの青年を傲慢にこき使う。青年は、自分の若い頃を覚えているという偶然乗り合わせた少女と会話を交わし…。第3話 セルティックファンのスコットランドの3人組は、ローマでの試合観戦のため、お祭り気分で列車に乗り込んでいた。ベッカムのユニフォームを着るアルバニア難民らしき少年と仲良くなるが、その後、3人組のチケットの1枚が消えたことに気付き…。同じ列車内で起こる3つのエピソードを、3名の実力派監督が、まるでバトンを渡すように、リレー形式で語ります。ローマ行インターシティー急行に乗り合わせた主人公たちは、年齢も出身も様々。車内の廊下ですれ違うだけの場合もあれば、決定的な出会いを体験する場合もあります。そして、それぞれは、その後の新たな生活に戻っていくかのように、ローマの終着駅を後にします。

◎映画に出てくるインターシティー急行食堂車のサンドイッチを再現しました。

写真、上からチキンのサンドイッチ。
真ん中がチーズとサラダのサンドイッチ。
一番下がハムとマンゴーのサンドイッチです。

生ハムとマンゴーは珍しい組み合わせですが、生ハムのほどよい塩味が、マンゴーのジャムのような甘酸っぱさを引き立たてます。生ハムとメロンの組み合わせに近い風味です。

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2010年06月03日

「ピリペンコさんの手づくり潜水艦」

6月の上映会(6.3〜7)は、「ピリペンコさんの手づくり潜水艦」です。
MR PILIPENKO AND HIS SUBMARINE/06年/ドイツ/HD/カラー/90分
監督 : ヤン・ヒンリック・ドレーフス、レネー・ハルダー
出演 : ウラジミール・アンドレイェヴィチ・ピリペンコ アーニャ・ミハイロヴナ・ピリペンコ セルゲイ・セミョーニヴィチ・ホンチャロフ イルカ号他
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公式サイト
●ウクライナの田舎に住むピリペンコさんは62歳の年金生活者。彼の30年来の夢は、自作の潜水艦で黒海に潜ること。貯金を切り崩し、古い部品を集めては潜水艦作りにふけるピリペンコさん。少ない年金でやりくりしようとする妻との衝突も絶えない。兵役に出ていた息子が久しぶりに帰って来ると、早速に製作の手伝いをさせ、隣家のセルゲイが晩酌の誘いに来ても、やりかけの作業を済ませてからと、いつでも潜水艦がイチバン。トラックを所有する農夫たちを見つけては、潜水艦を黒海まで輸送するトラックを打診する始末。それでも、周りの目を気にせず、純粋に潜水艦作りに集中するピリペンコさんはどこか憎めない…。家族、親戚、隣近所の知人たちに見守られながらの念願の処女潜水。誰よりも心配そうに一部始終を見守る妻の姿。はたして、潜水は成功するのか?抜けるような青空と、時々現れる放し飼いの家畜達が醸し出すのどかな風景。時代に逆行するかのようなオトボケ感とユニークさが観客に愛され、山形国際ドキュメンタリー映画祭市民賞を受賞しました。

◎ウクライナの首都、キエフの名前がついた名物料理「キエフ風カツレツ」。

ウクライナは料理の美味しい街と言われていて、ロシア料理の代表的な料理であるピロシキやボルシチもウクライナ生まれです。

キエフ風カツレツは、バターを鶏の胸肉で包み込み、パン粉をつけてカツレツにしたもので、ナイフを入れた瞬間、中に閉じ込められていたバターの風味が溢れ出し、とても食欲をそそります!

ウォッカはロシア発祥のものですが、映画の様々なシーンで、湯水のように飲まれているのでお出ししました。

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2010年05月06日

「コントラクト・キラー」

5月の上映会(5.6〜10)は、「コントラクト・キラー」です。
I HIRED A CONTRACT KILLER/90年/フィンランド・スウェーデン/35ミリ/カラー/80分
脚本・監督・製作・編集 : アキ・カウリスマキ
出演 : ジャン=ピエール・レオー マージ・クラーク ケネス・コリー ジョー・ストラマー セルジュ・レジアニ他
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公式サイト

Joe Strummer - Burning Lights (I Hired a Contract Killer)
●15年勤めた水道局を首になり、家族も恋人もなく、人生に絶望したアンリは自殺を図るが、敢えなく失敗。新聞の記事で見つけたプロの殺し屋組織を訪ねると、自分で死ねば無料だとか、仕事がなくても人生は楽しいなどと、なぜか生きることを勧める殺し屋達。しかし、決心の揺るがないアンリは自分の殺しを依頼する。殺し屋を待つ間に訪れたパブで、死ぬ前にと、アンリは初めて酒とタバコを注文。普段は人と話しもしない彼だが、パブへ来た花売りの女に声をかけ、彼女の住所まで聞き出す。パブから戻ると殺し屋らしき足音が。急に怖くなったアンリは、そこを逃げ、女のもとへ。女を愛し、彼女と生きたいと思い始めた翌朝、殺しの契約を解消しに訪れた事務所は跡形もなく解体されていて…。ドン詰まりの人生がにわかに好転し始めたときに、殺し屋の追跡が迫ってくる悲喜劇を、A・カウリスマキが淡々と描きます。台詞も少なく無表情な俳優たちですが、その顔つきは、それぞれの人生を語るほどに、脇役に至るまで皆個性豊か。主人公アンリに「大人は分かってくれない」のジャン=ピエール・レオー。バーで歌うギタリストにThe Clashのジョー・ストラマー。バーガーショップのおやじにセルジュ・レジアニなど、A・カウリスマキが偏愛する登場人物達に加え、監督自身も顔を覗かせています。

◎映画の印象的なシーンに出てくるハンバンガーとジンジャエール(別売り)をご用意しました。

映画で出てくる寂れたカフェのハンバーガーは、いかにも質素なものでしたが、こちらはパンも自家製で焼き上げ、見た目にも美味しそうなハンバーガーに仕上げました。ジンジャエールも自家製です!

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2010年04月08日

「アンヴィル!」

4月の上映会(4.8〜12)は、「アンヴィル!」です。
ANVIL! THE STORY OF ANVIL/09年/USA/35ミリ/カラー/81分
脚本・監督 : サーシャ・ガヴァシ
出演 : スティーヴ・“リップス”・クドロー(アンヴィル)ロブ・ライナー(アンヴィル)ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)レミー (モーターヘッド)スラッシュ(ガンズ&ローゼズ)他
第25回 International Spirit Awardベストドキュメンタリー賞
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公式サイト
●84年には、スコーピオンズ、ホワイトスネーク、ボンジョビ達と共に来日公演も果たしながら、その後は鳴かず飛ばずで、結局、夢に見た富と名声からはほど遠いバンド人生を歩んできたアンヴィル。休暇を利用しながらのヨーロッパツアーでは、アマチュアバンドのような扱いと失態の数々。親族に借金をしながら手掛けた13枚目のレコードが完成するも、どのメジャーレーベルにも相手にされない。それでも、50歳を迎えた現在も、給食の宅配や建築作業員の仕事を続けながら、決してバンドを止めようとはしない彼ら。そんな不器用な男たちのホロ苦い人生模様と熱き友情、そして、それを支える家族の惜しみない協力と一途な想い。前向きに挑戦する彼らのひたむきな姿を描き出す感動のドキュメンタリー。1回きりの短い人生をかけ、好きなことを30年間追い続けている彼らの不器用な挑戦の先に、ヘヴィメタ好きの人も、そうでない人も、自らの影を投影したくなるのでは? 今月19日、20日、渋谷での単独来日公演も控えます。

◎今回お出ししたのはミートパイです。

これは、アンヴィルのメンバー、リップスが勤めるカナダ、トロントの給食センターの定番メニューのひとつ。

リップスは配送の仕事をしていますが、彼によると、この給食センターでは週代わりでひき肉のパイとピザが出るそうです。(たまにミートローフも出るが、それ以外のメニューはあまりないらしいとのこと)

カナダ風のミートパイに習い、甘いカシスのソースがかかっています。

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posted by Cinoche at 17:32 | Cinema

2010年03月19日

2010年03月13日

「ライブテープ」上映 + 松江哲明監督トーク + 前野健太ライブ

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公式サイト

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本当にたくさんの方のご来場、誠にありがとうございました。
「ライブテープ」のブログ上で、平田宣伝部長が当日の詳細レポートをしてくれています。こちらも是非ご覧下さい!
posted by Cinoche at 19:11 | Cinema

2010年03月04日

「春のソナタ」

3月の上映会(3/4〜8)は、E・ロメールの“四季の物語”シリーズの第一作「春のソナタ」です。
CONTE DE PRINTEMPS/89年/フランス/35ミリ/カラー/107分
脚本・監督 : エリック・ロメール
音楽 : ベートーヴェン シューマン ジャン=ルイ・ヴェレロ
出演 : アンヌ・ティセードル フロランス・ダレル ユーグ・ケステル エロイーズ・ベネット ソフィー・ロバン
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●ジャンヌは高校の哲学教師。試験でパリにやってきた従妹に部屋を貸し、自分は出張中の彼氏のアパートで過ごしていた。自分のアパートには戻れず、恋人が不在のアパートにも戻りたくないジャンヌは、友人宅のパーティで、音楽学校へ通うナターシャと知り合い、彼女の家で週末を過ごすことに。理知的な美しさを湛えるジャンヌを、ナターシャは自分の父イゴールの新しい恋人にしようと仕向けるが、彼には既に娘と同世代の愛人エーヴがいる。エーヴとことごとく反目するナターシャの無意識に近い幼い企みを感じ取ったジャンヌは、この3人と中立の立場を取ろうとする。ところが、まるで娘の思いどおりにイゴールはジャンヌに近づいていく…。理性的で客観的なジャンヌが、ふとしたきっかけで、ある家の人間関係に巻き込まれ、冷静な心を迷わせていく数日間の出来事。風刺とウィットに富んだ台詞とフランス人の生活風景をそのまま切り取って見せるような鮮やかな映像で、登場人物達の心の揺れを細やかに描き出す名匠エリック・ロメール70歳の時の秀作。

◎今回は、春野菜のテリーヌです。

主人公たちが、パリ郊外の別荘で週末を過ごす印象的なシーンがあったので、その庭でのランチをイメージして作ってみました。

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posted by Cinoche at 21:30 | Cinema

2010年02月20日

「カミュなんて知らない」上映会 + 柳町光男監督トーク

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「カミュなんて知らない」公式サイト

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<2.20(土)、柳町光男監督には、映画でとりあげた衝撃的な殺人事件の'79年生まれの殺人犯についての想いや、その後、同年代の学生たちを大学で指導した経験等を織り交ぜながら、この映画制作にまつわる様々なお話を語っていただきました。>
posted by Cinoche at 00:29 | Cinema

2010年02月11日

「マン・オン・ワイヤー」

2月の上映会(2/11〜15)は、「マン・オン・ワイヤー」です。
MAN ON WIRE/08年/イギリス/35ミリ/カラー/95分
監督 : ジェームズ・マーシュ
音楽 : マイケル・ナイマン、ジョシュア・ラルフ
出演 : フィリップ・プティ他
'08アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞
'08英国アカデミー賞最優秀英国映画賞
'08全米批評家協会賞ドキュメンタリー部門他全世界の映画賞50冠以上受賞
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公式サイト
●1974年8月7日朝、ニューヨークの世界貿易センター。そのツインタワーを綱渡りで渡ろうとするフランスの大道芸人がいた。彼の名はフィリップ・プティ。高さ411m・地上110階という巨大な2つのビル間に綱を渡してその上を歩くのだ。彼は、遠く離れたパリの歯科医の待合室で、6年後に完成するというツインタワーの新聞記事を見た瞬間から、「あのビル間で綱渡りをしたい。」という夢に取り憑かれてしまったのだ。しかし、ツインタワーの警備は厳重だ。その上、42mも離れた両タワー間に200kgの鋼鉄のワイヤーを渡さなくてはならない。計画を練るため、ヘリコプターでの空撮、新聞記者を装っての侵入、さらにはビルの内部にスパイを送り込む。そして、自らのトレーニング等々。その様子は、まるで銀行強盗チームの準備さながらであった。当時、彼らが撮影した映像と、プティを助けた人々の証言は、35年前の「史上、最も美しい犯罪」への巧妙な戦略を明かしてくれると同時に、夢に向かって挑戦する若者達の上質な感傷を織り込んだ青春群像ともなっている。

◎今回は、フィリップが綱渡りをした世界貿易センタービルにあったレストランのメニューを入手し、その一部を再現してみました。

9.11テロにより、現在は、貿易センタービルもこのレストランもなくなってしまいましたが、映画には、まだテナントが入る前のスケルトンの状態のビルの映像が何度も登場します。フィリップが侵入時に通ったであろうビルの最上フロアーに、このレストランができました。

コブサラダ、トマトソースパスタ、そしてドリンクは、カクテル「マンハッタン」です。
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posted by Cinoche at 01:19 | Cinema

2010年01月20日

「人生に乾杯!」

1月の上映会(1/20〜24)は、「人生に乾杯!」をお届けします。
KONYEC/07年/ハンガリー/35ミリ/カラー/107分
監督 : ガーボル・ロホニ
出演 : エミル・ケレシュ、 テリ・フェルディほか
第38回ハンガリー映画週間 観客賞・部門賞受賞
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公式サイト
●1950年代後半、労働者階級出身のエミルと伯爵令嬢のヘディは運命的な出会いを果たす。秘密諜報機関が摘発に乗り込んだ城館で、エミルの前に突如屋根裏に身を潜めていたヘディが落ちて来たのだ。突然の出来事に戸惑うエミルだったが、ヘディが差し出す伯爵令嬢としての誇りである "ダイヤのイヤリング" と引き換えに、エミルは彼女を匿う。たちまち恋に落ち結婚したエミルとヘディも今では81歳と70歳。恋に落ちた頃のことなど、すっかり忘れていた。社会も時代も変わって、年金だけでは暮らしていけない世の中。つつましやかな生活をしているのに借金取りに追われる毎日が続き、ついには、二人の出会いのきっかけだった "ダイヤのイヤリング" までも、借金のカタにとられてしまう。高齢者を冷遇する世の中への怒りと、二人の思い出の詰まった大切なイヤリングを取り戻すため、エミルは持病のギックリ腰をおして、20年ぶりに愛車のチャイカを飛ばし郵便局を強盗!
「自分の正義」の為に奮闘する老夫婦の勇気ある逃避行ロードムービー。奇想天外なストーリー展開のテンポもよく、高齢化社会の問題をユーモアたっぷりに描いているところも実に痛快。

◎ハンガリーの代表的な料理「グヤーシュ」をお出ししました。

グヤーシュとは、パプリカを大量に入れ、時間をかけてぐつぐつ煮込むハンガリーの伝統的な料理です。

ピンク色の飲み物はいちごのスープ。ハンガリーではフルーツのスープがよく作られるそうです。

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また、ハンガリーの貴腐ワイン「トカイワイン」も別売りでご提供しました。

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posted by Cinoche at 19:30 | Cinema

2009年12月23日

クリスマスディナー + 「赤い風船」と「白い馬」特別上映会

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「赤い風船」と「白い馬」公式サイト

◎赤い風船をモチーフにした、クリスマスディナーです。

メインはチキンのローストとキノコのリゾット。
チキンの上には、風船をイメージして丸くくり抜いた数種の野菜がのっています。

また当店で毎日焼き上げているキッシュ、デザートの盛り合わせをご用意しました。

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posted by Cinoche at 00:01 | Cinema

2009年12月10日

「ベルリンフィルと子どもたち」

12月の上映会(12/10〜14)は、「ベルリンフィルと子どもたち」をお届けします。
RHYTHM IS IT!/04年/ドイツ/35ミリ/カラー/105分
監督 : トマス・グルベ 、エンリケ・サンチェス・ランチ
音楽 : イーゴリ・ストラヴィンスキー≪春の祭典≫
出演 : 250名のベルリン在住の子供たち / ロイストン・マルドゥーム(ダンス・ユナイテッド振付師) / スザンナ・ブロウトン(共同振付) / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏) / サー・サイモン・ラトル(指揮)
04年フライブルグ国際映画祭 観客賞受賞
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公式サイト
●'02年、ベルリンフィルの芸術監督兼首席指揮者サー・サイモン・ラトルは、「音楽を通じて子ども達の可能性を伸ばす手助けをしたい」と、『ダンスプロジェクト』を立ち上げた。課題曲に選んだのは、<<春の祭典>>。1913年、ニジンスキーの振り付けでロシア・バレエ団により初演されたそれは、伝統に根ざした音楽にはない不協和音や斬新なリズムにより20世紀音楽史上最大のスキャンダルを起こしたストラヴィンスキーの代表作である。一方、ほとんどがダンス未経験という子供たちを6週間指導したのはロイストン・マルドゥーム。彼は、20年に渡り、年齢や能力、文化的背景の異なる人々が一緒に踊るというダンスのプロジェクトに関わって来た振り付け師である。そして、本作の主役となるのは、8歳から22歳までの子ども達。家庭の不和で傷ついていたマリー、政治的理由でドイツに亡命をしたオラインカ、精神的な病を抱えていたマルティンなど。カメラは、2人の指導者の想いや葛藤を挿みながら、最初は遊び半分で戯れていた子ども達が、不安と自信の間をさまよいながらも変化を望み、舞台に向かって成長していくまでの過程を丹念に映し出します。

◎今回はベルリン風料理をご用意しました。

・白ソーセージのグリル<ビールソースがけ>
ソースは当店のメニューのひとつ、ドイツビール「レーベンブロイ」で煮込みました。

・豚レバーのソテー<リンゴ添え>
玉ねぎとリンゴのソテーと一緒に。

・ゆでジャガ芋
白いクリームチーズのソースは、ヨーグルト、生クリーム、塩で味付けしました。

レーベンブロイを飲みながら、映画の余韻を味わっていただけたのではないでしょうか。

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posted by Cinoche at 00:39 | Cinema

2009年11月22日

2009年11月05日

「パリところどころ」

11月の上映会(11/5〜9・14)は、「パリところどころ」をお届けします。
PARIS VU PAR/65年/フランス/35ミリ/カラー/97分
第1話「サンドニ街」監督:ジャン=ダニエル・ポレ 
第2話「北駅」監督:ジャン・ルーシュ 
第3話「サンジェルマン・デ・プレ」監督:ジャン・ドゥーシェ 
第4話「エトワール広場」監督:エリック・ロメール 
第5話「モンパルナスとルヴァロワ」監督:ジャン=リュック・ゴダール 
第6話「ラ・ミュエット」監督:クロード・シャブロル
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公式サイト
第1話「サンドニ街」貧乏暮らしの下宿に、初めて娼婦を招き入れた気弱な青年。ところが、おしゃべりに講じたり、夕飯を作ってあげたりと、完全に彼女にペースを握られ、なかなかことに及べず…。
第2話「北駅」共同生活を始めた若いカップル。いつか落ち着いた家庭を持ちたいと夢見る女。出勤前のある朝、忙しさの中で彼と口喧嘩をし家を飛び出すと、身なりを整えた若い紳士と出くわし、いきなり求婚を迫られるのだが…。
第3話「サンジェルマン・デ・プレ」知り合った男の眺めのいいアパートで朝を迎えたカトリーヌだったが、起き抜けにも関わらず、外交官の父に会いに行く飛行機に遅れるという彼にそそくさとアパートを追い出され、しかたなく学校へ向かうと…。
第4話「エトワール広場」高級紳士服店員のジャン=マルクは、その日、地下鉄で女性に足を踏まれて靴を汚され、工事中の舗道脇では泥を跳ねられ、よろよろ歩く男には因縁をつけられ、挙げ句の果てには持っていた傘を掴まれたまま気絶され…。
第5話「モンパルナスとルヴァロワ」浮気娘のモニカは、二股の男達に同時に速達を投函する。中身の間違えに気付いた彼女は、彫刻家の彼に説明に行くが飽きれられて追い出され、今度は、もう一方の修理工の彼を訪ねるが…。
第6話「ラ・ミュエット」高級住宅街16区のとある邸宅。両親の口げんかに悩まされ嫌気のさしていた少年は、耳栓で平静に生活する術を身につける。ある時、いつもの口げんかがいがみ合いになり母親が階段から滑り落ちてしまうのだが…。
◎cinecafe sotoの上映会は、映画上映とその映画にちなんだお料理がセットになった上映会です。今回の限定プレートもお楽しみに!
posted by Cinoche at 01:33 | Cinema

2009年10月01日

「トウキョウソナタ」

10月の上映会(10/1〜6)は、「トウキョウソナタ」をお届けします。
08年/日本・オランダ・香港/35ミリ/カラー/119分
監督:黒沢清 出演:香川照之 小泉今日子 小柳友 井之脇海 井川遥 津田寛治 児嶋一哉 役所広司他
08年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞作品
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公式サイト
●自分が勤める大企業の総務部ごと中国大連の企業に委託されることが決定し、あっけなくリストラに遭う佐々木家の主・竜平。それを専業主婦の妻・恵に言えない彼は、毎朝、出勤のポーズでハローワーク通い。大学生の長男はバイトに明け暮れ家に帰らないことも多く、果てはアメリカ軍に入隊し平和のために奉仕するという。次男は学校で教師と衝突してシカトされ、興味を持っていたピアノを習うために給食費をくすね、こっそりと音楽教室へ通っている…。
それぞれが隠し事をしながら、お互いにその核心に触れないようにして暮らしている家族4人のかたち。リストラ、就職難、学校の問題、そして戦争。そこには、混沌として閉塞感が漂う世界の状況とも無縁ではない現代日本の家族の日常が横たわっています。監督は、その姿を静謐で美しいカメラワークと極力音を排した作風により劇のような虚構性をもって描き出し、その家族の悲劇性と滑稽さを際立たせます。家族それぞれが隠している秘密の行く末で破綻し、その後、何かを求めてもう一度家に戻って来る時、父・竜平と母・恵に見守られた次男が音楽学校の受験会場で弾くドビュッシーの「月の光」は、全てを浄化し、新たな家族の明日さえ予感させます。
◎cinecafe sotoの上映会は、映画上映とその映画にちなんだお料理がセットになった上映会です。今回の限定プレートもお楽しみに!
posted by Cinoche at 01:31 | Cinema

2009年09月17日

「リアリズムの宿」ワンドリンクレイトショー

9月のワンドリンクレイトショー(9/17〜22)は、「リアリズムの宿」をお届けします。
2003年/日本/35ミリ/カラー/83分 
原作:つげ義春 監督:山下敦弘 出演:長塚圭史 山本浩司 尾野真千子他 音楽:くるり
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公式サイト
●冬のある日、駆け出しの映画監督木下と脚本家坪井は、共通の友人である俳優の船木に誘われ、東京を離れて旅に出ることに。ところが肝心の船木は朝寝坊。顔見知り程度でしかない2人が仕方なく訪れたのは鳥取のとある温泉街。意味もなく日本海を眺めていた2人は目の前を流れていく女性の下着を目にする。不思議に思っていると、若い女性が裸同然で走ってきた。何を思ったか、寒空の下、泳いでいると服も荷物も波にさらわれてしまったという。こんな風にして、なんとなく、2人の男と1人の女の旅が始まった…。
「劇的な要素のかけらもない男2人の旅」これが実に笑わせます。監督は、つげ義春の旅ものと呼ばれる2作品「リアリズムの宿」「会津の釣り宿」を大胆に脚色し、面識のない男2人が醸し出す気まずい空気の中に、そして道中で関わり合う人々との僅かなズレの間に、誰にでも身に覚えのある苦笑いなエピソードを滑り込ませ、言葉やしぐさだけでなく沈黙やリアクションでくすくす笑いを誘います。終止、朴訥とした台詞のおとなしい芝居が続きますが、時々挟み込まれる広角レンズで捉えた冬景色に俳優を配した画面はとても美しく、この平坦な旅にコントラストを与えます。旅の始まりを予感させる冒頭の楽曲を始め、控えめだが心に残る”くるり”の音楽も、このロードムービーを静かに盛り上げます。
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