プレゼンでは、それぞれのソファーカバーの脱着法や使用生地の選択に加え、これまで以上に、それぞれのカバーでお客様を迎えるにあたってのサービス上の工夫等を意識した案になっていたことがとても印象的でした。中には、指定された見学会だけでなく、自発的にカフェに入店し、お客さんとしての視点から、改めて自身の案を検討してくれた学生さんや、カバーデザインだけでなく、それを取り巻くカフェ全体の環境等についても総合的に提案してくれた学生さんもいました。そして、10月3日、一般のお客様からの投票結果も加味しながら、東京家政大学造形表現学科の手嶋先生とcinecafe soto店主柳田で審査会議を行い、ソファーカバーデザインコンペの大賞を決定致しました。

大賞は、東京家政大学造形表現学科2年生の佐々木少子さんと同じく2年生の金子真弓さんによる "Artistic Sofe" です。発表されたお二人のデザインのコンセプトは、当店を開業するにあたり店主たちが掲げていた想いにほぼ一致しており、それだけではなく、そのコンセプトから忠実に本質を引き出し、具体的なデザインの表現にまでまとめていること。また、簡単な操作で、飲食時のソファーカバーが映画鑑賞時のソファーカバーとしてイメージを一新させるようなアイディアも特徴的でした。加えて、お二人の制作計画には、完成時の形、色、注意点等が明確にイメージされており、迷いのない周到な計画になっていることも、是非、このお二人と協力しながら、新たなカバーデザインの完成を見てみたいと強く思わせてくれました。また、当初は予定しておりませんでしたが、同じく造形表現学科3年生の原真琴さんにも、特別賞を授与することにしました。これは、彼女のデザイン案もさることながら、今回のデザイン提案を通じ、この店鋪内の環境について考察し、改良点などを提案してくれたことに対しての評価であり、今後も、彼女の新鮮な視点を通じて、このようなアドヴァイスをいただけるよう、店鋪と友好な関係を継続していきたいという希望から授与するものです。
今後は、佐々木少子さんと金子真弓さんによる実作の為の見積検討等から始まり、年末頃までを目処に、14脚分のソファーカバーのリニューアルを目指します。制作中は、何かとご不便をおかけすることもあるかと思われますが、リニューアルされるソファーカバーにご期待いただき、完成まで暖かく見守っていただければ幸いです。
